17型コラーゲンが薄毛や白髪の治療薬になる?現状は化学合成が不可?今後は…

薄毛や白髪に悩んでいる人は、全世界でどれだけの人がいるのでしょうか?しかし、最近その薄毛・白髪に関係する興味深い研究発表がされているそうです。ご紹介したいと思います。

17型コラーゲンってなに?知ってる?

東京医科歯科大学(難治疾患研究所・幹細胞医学分野)の西村栄美教授の研究チームによって、「歳をとると薄毛になる仕組み」が解明されました。「17型コラーゲン」という名のコラーゲンが深くかかわっているそうです。

この発表を聞いた私たちが思うことは「17型コラーゲンを補うことができれば、薄毛や白髪で悩んでいる人たちをすくえる!」ということでした。

そこで、私たちが次に知りたいのは「どのようにすれば、このコラーゲンを補うことができるのか?」で、また「どのような食材を摂取すればよいのか?」「サプリメントで摂取することは可能なのか?」です。

髪とコラーゲンの関係について

よく美容関係でコラーゲンとよく聞きますが、実はコラーゲンのことが分かっていませんでした。私だけではないはずです。

コラーゲンの種類はどんなのがあるの?

1型~5型までのコラーゲンは、分子生物学(遺伝子の研究)の手を借りずに発見されたコラーゲンだそうです。1型コラーゲンは「皮・骨・歯・腱」などの主成分であるコラーゲンといわれています。

このコラーゲンは最も体内での量が多く、一番研究が進んでいるコラーゲンです。そのため、化粧品やサプリメントに利用されている、コラーゲンのほとんどが1型コラーゲンだそうです。

2型コラーゲンは、軟骨の主成分とされるコラーゲンです。また、3型コラーゲンは皮膚や血管の壁などに多く含まれてあり、特には胎児の場合は、全コラーゲンのうち約50%ほどが、この3型コラーゲンといわれています。

4型コラーゲンは、上皮細胞と結合組織の間にある、基底膜と呼ばれるところにあるコラーゲンだそうです。5型コラーゲンは、胎盤に存在しているコラーゲンのようです。

すべてのコラーゲンの共通点は分子のらせん構造

コラーゲンは数多くの種類がありますが、全てのコラーゲンに共通するのは、「分子内に三重らせん構造をもっていること」「細胞の外に分泌していて、繊維やネットワークなどの構造体をつくる」ことだといわれています。

コラーゲンの6つの働きと効果について

皮膚は、3層構造をしているといわれています。外側から内側に向かい「表皮→基底膜→真皮」となっているそうですが、基底膜と真皮をつないでいるのが7型コラーゲンだそうです。また、表皮と基底膜の結合をつないでいるのは、17型コラーゲンであることが分かっているそうです。

以下にコラーゲンの働き、効果について記載します。

(1)肌の健康に関する効果について
肌に柔軟性を保つ、また張りや弾力性を保ち、保湿・潤いに効果を発揮します(美肌効果)。

(2)目の健康に関する効果について
老眼予防や眼精疲労改善、老人性白内障の予防に効果を発揮します。

(3)血管の健康に関する効果について
高血圧の予防、血流の改善に効果を発揮します。

(4)毛髪の健康に関する効果について
薄毛・抜け毛・白髪の防止、髪を太くするに効果を発揮します。

(5)免疫機能に関する効果について
がん予防、アレルギー体質の改善に効果を発揮します。

(6)脳の健康に関する効果について
物忘れの予防・記憶力や集中力を高めます。また、脳卒中の予防に効果を発揮します。

17型コラーゲンとはどうゆうもの?

17型コラーゲンと抜け毛の関係をわかりやすく説明したいと思います。薄毛の将来の治療薬に、深くかかわるかもしれない17型コラーゲン。知っていて損はないでしょう。

半接着斑のたんぱく質の1つ

17型コラーゲンは、上皮組織の細胞結合の1つの半接着斑のタンパク質です。膜貫通タンパク質の細胞接着分子といわれています。よく、BP180(ビーピー ワンエイティ)とも呼ばれています。

毛根は毛包幹細胞を元にして生成する

髪の毛は、毛根にあるバルジ領域付近で生成される、毛包幹細胞が元となって生成されているそうです。毛包幹細胞は分裂を繰り返しながら、毛根を再生する働きをするようです。

毛髪の生え変わるサイクル(毛周期)のうち、「休止期」の毛包の根元にはバルジ領域と呼ばれる部位があります。このバルジ領域には毛を作る「毛包幹細胞」と色を作る「色素幹細胞」が存在しています。

そして、それぞれが成長期にかけて細胞分裂することにより、毛母に細胞の元が供給されて、毛髪が形成されることが明らかになってきたそうです。17型コラーゲンはその「毛包幹細胞」の土台となり働きます。

そして、毛根の再生を維持するのです。17型コラーゲンがなくなってしまうと、「毛包幹細胞の維持」が不可能となり、新しい髪の毛が生成されなくなります。「色素細胞」についても同様のことが言えます。

17型コラーゲンが不足するとどうなるの?

頭皮、抜け毛にとって切っても切れない関係のある17型コラーゲン。加齢とともに減少していくそうです。結果はどうなるのでしょうか?

ちょっとブレイク!
wake編集局
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抜け毛が増えて薄毛の原因に

東京医科歯科大学の西村栄美教授らの研究成果が、米科学誌「サイエンス」に掲載されました。その内容の概略は次の通りです。

17型コラーゲンと脱毛や白髪の関係性についてです。17型コラーゲンが毛包幹細胞・色素幹細胞を土台となり、維持しています。年齢とともに17型コラーゲンは減少、その結果、抜け毛が増加、白髪も増加するという内容です。

白髪の増加!黒髪が生えることはない

色素幹細胞について詳しく述べます。この細胞も毛包幹細胞同様、バルジ領域の付近で生成されます。そして、髪の毛に色素を与えて、黒髪になります。

17型コラーゲンと毛包幹細胞の影響で、色素幹細胞は機能しています。しかし、これら細胞の土台となる17型コラーゲンが減少すると、毛包幹細胞も影響を受けますが、同様に色素幹細胞も影響を受け活動しなくなっていきます。

そのため、白髪が増加するのです。一度白髪になると、また黒髪が生えることはなく、白髪が生えてくることがほとんどです。

17型コラーゲンの摂取方法について

今すぐにでも手にしたい17型コラーゲン。その摂取方法が知りたい方も多いのでは?現状をお伝えします。

今は人為的に摂取、生成は難しい

17型コラーゲンは、豚や鶏の軟骨などに含まれるタンパク質だそうです。ただし、食事から摂取しても、体内で17型コラーゲンは増えないそうです。

17型コラーゲンの減少は、加齢や活性酸素の影響があるといわれています。しかし、残念ながら、今のところサプリメントや食事によって17型コラーゲンは増加しません。

食事などで摂取したコラーゲンは、体内で分解されてアミノ酸にとなるためです。東京医科歯科大学の西村教授らのグループは「17型コラーゲンの減少を抑えるような治療薬を開発したい」と話しておられ、今後の開発研究が期待されるところです。

人工的に化学合成は難しい

前述の西村教授が言う治療薬とは、「17型コラーゲン」を増やすものではなくて、減少させないためのものだそうです。「17型コラーゲン」は、人工的な化学合成が難しいそうです。

研究を率いた西村教授は、「コラーゲンの減少を抑えられる物質が見つかれば治療薬になる」と仰っています。幹細胞に存在しているタンパク質の一種「17型コラーゲン」の減りを抑えることができれば、薄毛の進行も抑えられるということです。

西村教授は「5年から10年の間に治療薬ができれば」とお話されているようです。いつの日か治療薬が開発されて、その治療薬を含有されたシャンプー、食品、育毛剤が開発される日が来るのかもしれません。

まだ研究段階!不明な事が多いのが現状

研究段階にある物質です。まだ、どのようなものに多く含まれているかということも分かっていません。そして、前述の通り、人工的に化学合成することもできない物質といわれています。

いくらコラーゲンを多く含む食べ物を摂取しても、直接塗ったとしても、17型コラーゲンは増えないのです。今は17型コラーゲンを減らさないような治療薬を開発することができれば、発毛促進されると考えられるのです。

できることはある?薄毛・白髪の予防をしよう!

今できる薄毛、白髪の予防についてまとめてあります。ご参考にしてください。

17型コラーゲンの発毛剤を使えるのはいつ?今後に期待!

脱毛・白髪の悩みというのは昔から根強く存在しており、性別・年齢を関係なく、悩む人は多いです。西村教授の今後の研究成果も期待されるところですが、ただ、現在では育毛や発毛の研究も並行して進んでいます。

今回のような脱毛防止の研究も進歩していけば、近い将来髪の毛で悩む人の数も、かなり減るのではと思うのです。素晴らしい研究の発展をますます期待し、願いたいものです。薄毛で悩まれている人も多いですから。

紫外線から髪・頭皮を守れば、抜け毛防止に!

紫外線ダメージについて考えますと、悪影響をあげることができます。肌でしたらシミ・そばかすの原因となり、肌の老化を促進させてしまう原因となります。また、頭皮・髪も同様に悪影響を及ぼすそうです。

髪のタンパク質が紫外線を浴びることにより、変性、キューティクルがはがれやすくなるのだそうです。キューティクルにダメージがおこると、抜け毛も促進されるそうです。また、薄毛の人の、頭皮への紫外線も注意したいところです。毛髪が薄いため、紫外線に対する頭皮の保護ができないのです。

そのため、皮脂と水分バランスが乱れてしまい、さらに抜け毛を増えることになるそうです。外出時は頭皮、髪へのダメージを抑えるため、日傘や帽子によって、紫外線から守りましょう。

規則正しい生活をして、抜け毛防止!

不規則な生活の為などで、睡眠不足になると、代謝機能が衰えます。その代謝の衰えは皮膚も同様です。当然、頭皮も衰えてしまい、毛が細くなり、抜け毛の原因となってしまいます。

髪を太く丈夫にするためには、規則正しい生活をすることにより、睡眠を十分確保することです。十分な睡眠が成長ホルモンを増やし、身体の修復に役立つのです。

成長ホルモンは成長期にピークを迎え、あとは減少の一方です。寝不足などが続いてしまうと、成長ホルモンの分泌も少なくなり、頭皮のダメージに対しても十分な修復されないのです。

また、煙草も問題があります。喫煙することにより、毛細血管が収縮し、血流が悪くなるのは広く知られているところです。この血流の悪さが頭皮にも影響し、髪の毛が細くなったり、抜け毛が増える原因となるといわれています。

食べ物についても、気を付けなければなりません。高カロリー食品ばかり摂取していると、血液はドロドロになり、血流が悪くなります。頭皮への血流も悪くなると考えられ、高カロリーな食事は薄毛の原因ともいえます。

研究成果が待たれます!今は抜け毛防止に努めよう

17型コラーゲンは抜け毛にとても関係が深く、加齢によるこのコラーゲンの減少を抑えることにより、薄毛の進行を防げるのはわかりました。今はまだ、治療薬が開発されていませんが、多くの人が研究が進み治療薬として手に取る日を待ち望んでいるはずです。

それまでは、薄毛に悩んでいる人は、規則正しい生活をとり、また、紫外線から頭皮を守ることなどにより、できるだけのことを行って、抜け毛の防止に努めましょう。

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