RSウイルスを軽くする「硫化水素」、温泉で立ち上るにおいのもとが治療を考えるヒントに?

この冬に日本でも流行したRSウイルス(せき喉の風邪の流行が過去10年で最高水準に、国立感染症研究所も注意喚起を参照)。特効薬はない。温泉で立ち上るにおいが治療のヒントになるかもしれない。米テキサス大学医学部のアントネラ・A・カソラ氏らの研究グループが、同校のウェブサイト上で2015年4月27日に報告している。

この冬に日本でも流行したRSウイルス(せき喉の風邪の流行が過去10年で最高水準に、国立感染症研究所も注意喚起を参照)。特効薬はない。温泉で立ち上るにおいが治療のヒントになるかもしれない。米テキサス大学医学部のアントネラ・A・カソラ氏らの研究グループが、同校のウェブサイト上で2015年4月27日に報告している。

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RSウイルスは特効薬がない

RSウイルスはせきを引き起こすウイルスとしてよく知られている。健康な人には風邪のような症状となって表れる。子ども、高齢者、免疫系が弱い人では命にかかわる。子どもでは上下の気道感染症の主な原因となっている。早産であったり、病気であったりする場合に、予防のための薬があるものの、広く使えるワクチンや特効薬はまだ見つかっていない。このたび「硫化水素」によって重症度を軽くする可能性があると分かった。温泉で立ち上る卵の腐った臭いと表現される場合があるにおいのあるガス。薄ければよいが、高濃度になると硫化水素は有毒になり、死亡事故を起こす場合もあるので注意が必要になる。意外にもRSウイルスの有効な治療を考える上でヒントになる可能性があるようだ。

硫化水素が気道を守る

研究グループによると、気道の細胞を保護するために人は硫化水素を作り出している。いったんRSウイルスに感染すると、この硫化水素を作り出す力が弱まっていると分かった。硫化水素の生成が抑えられるとウイルスの粒子が増えていく。気道組織の炎症につながるので問題になる。研究グループは、硫化水素を放出し続けるようにする薬を投与。RSウイルスの増殖力や気道の炎症を抑えると確認した。硫化水素を吸うのは単なる毒になるだけではあるが、その効き方のメカニズムを解明していけば、ウイルス性気管支炎や肺炎の新たな薬にもつながるかもしれない。

文献情報

Casola A et al. UTMB study shows that augmenting a gas naturally in our bodies fights RSV infection. University of Texas Medical Branch. 2015 Apr 27.

The UTMB Newsroom | UTMB Health | UTMB.edu

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