後悔しないニキビの治し方はこれ!美容皮膚科や薬など有効な方法が知りたい!5つのポイントを抑えて美肌を手にいれよう

今あるニキビがなくなることが、「ニキビが治った」と言えるのでしょうか?間違ったニキビのセルフケアはニキビ痕になるリスクが高いです。のちのち後悔しないためにも、ニキビの治し方を考え直してみませんか?進行別のニキビに対して有効な薬もご紹介しています。

ニキビの治し方で満足度が高いのは?

ニキビは病院で治すのが有効

インターネットでのアンケート調査で、株式会社 QLife(キューライフ)によって20代の女性500人に行われたアンケートがあります。

アンケートは20歳以上になってからの「ニキビのケア」実態調査を目的に行われました。
このアンケートの結果によると、ニキビの自己流ケアで失敗したと感じている人はなんと75%!

4人中3人は自己流のケアに満足できなかった、後悔した、という結果が出ています。
そのアンケートでは、どんなセルフケアをしたのか?また、その方法で症状が改善したか?もまとめられていました。その結果、一番改善率がよかったのは「皮膚科でお医者さんに診てもらうこと」でした。

皆さまどのように感じられましたでしょうか?ネット上では様々なニキビのセルフケア情報があふれていますが、やっぱり一番は「皮膚科に行く」ことなんですね。
2015年6月、ガルデルマ株式会社と塩野義製薬会社が「ニキビとニキビ痕に対する意識と治療の実態を探る」という調査目的で600人(15~39歳 男女比1:1)を対象にインターネット調査を行いました。その結果もやはり、皮膚科に受診した方が治療の満足度が高いという結果になっています。
ガルデルマ株式会社とシオノギ製薬が行ったこちらのアンケートでは、ニキビケアに対する不満足な理由として、

1.「ニキビ痕が残ったから」
2.「ニキビが再発したから」
3.「完治するまでに時間がかかったから」

この3つ、特に「ニキビ痕が残ったから」がダントツで多いという結果になりました。
なんと皮膚科に受診していない人の65.5%がニキビ痕が残ったと回答しているのです。
1つ目のアンケート結果で、誰もがやりがちでしかも改善率が悪い「潰す」という行為、これは特にニキビ痕が残りやすい処置です。やはりニキビを治すにはセルフケアでは限界があり、皮膚科に受診するのが一番の近道だと言えそうです。

2008年にある薬が日本で許可されて以来、あらゆるメディアでニキビの治し方はもっぱら「皮膚科を受診する」というメッセージが送られています。それは、その新薬がニキビ治療において革命的な治療効果UPをもたらしたことが理由です。さらに、2015年に許可がおりたばかりの新薬についてもご紹介していきたいと思います。

ニキビはもはや青春の象徴ではなく、「治療対象の皮膚の病気」という認識を改めたほうがよさそうです。今回ニキビの治し方では新薬のご紹介がメインですが、現在の皮膚科治療の最前線をも探っていきたいと思います。

後悔しないニキビの治し方、一番の近道は「皮膚科に受診する」ことです。

インターネット調査結果 pdf

進行別で分類ニキビの種類

ニキビには症状の進行別で分類がされています。今回は分かりやすく、色で区別してみました。

白→黒→赤→黄→紫

ニキビはこのように進行し、悪化していきます。

白ニキビ

炎症がなく毛穴が開いていない状態
白ニキビとは、皮脂腺から分泌された皮脂が、古くなった角質と一緒に毛穴に詰まった状態です。炎症は起こしていない状態で、コメドともよばれます。学術的には面皰(めんぽう)で、目に見えるサイズで、白いぽつっとした点があれば、この状態から「ニキビ」となります。

黒ニキビ

炎症がなく、毛穴が開き、黒くなっている状態
黒ニキビもまだ炎症は起こしていません。これは白ニキビと同じ発生プロセスででき、さらに毛穴に収まり切れなくなった角栓の頭が毛穴から飛び出した状態です。そこが空気に触れたり日光に当たることで酸化して色素沈着し、黒くなったのが黒ニキビと言われています。

赤ニキビ

赤く炎症し、盛り上がった状態
赤ニキビはいわゆる皆様が想像する形の「ニキビ」だと思います。詰まった毛穴に菌が増え、とうとう炎症を起こした状態です。色は赤く、触ると痛みを伴うものもあります。皮膚が赤く盛り上がるので「紅色丘疹」と呼ばれただの面皰とは区別して呼ばれます。

黄ニキビ

炎症し、膿が溜まった状態
黄ニキビは、赤ニキビの炎症が激しくなり、菌との闘いで死んでいった白血球の死骸などが膿状になってそこに溜まったものです。膿疱とも呼ばれます。この段階になると、アクネ菌だけでなく黄色ブドウ球菌までニキビに入り込んで増殖しているので、黄色味がかった膿になるのです。この状態になると、炎症は真皮という肌の奥の細胞まで達していて、治癒した後も痕が残りやすくなります。

紫ニキビ

炎症と化膿を繰り返し、複数のニキビがつながった状態
紫ニキビは、炎症が最大になり、膿疱に血が混じって赤紫色に腫れあがった状態です。嚢腫と呼ばれ、腫れあがった部分がつながってしまうと結節性ニキビになります。この状態になってしまうと、治癒してもニキビ痕は必ずと言っていいほど残ります。炎症や化膿を繰り返すとケロイド状になり、治療が難しくなります。

ニキビの治療法ガイドライン

2008年に、公益社団法人日本皮膚科学会における、東京女子医科大学皮膚科をはじめとする8つの皮膚科の医師によって定められた、「ニキビ治療のガイドライン」があります。

その「ニキビ治療ガイドライン」は2013年に改訂され、そこに示されていた治療法で、医師が推奨するニキビ治療法をまとめました。

「ニキビ治療、医師のおススメランキング2013!A~Dで評価したよ!」という感じです。

Aになるほどおススメ度が高いです。
白・黒ニキビには?
A…アダパレン
B…なし
C…面皰圧出、スキンケア(洗顔)、ケミカルピーリング、イオウ製剤外用、漢方

軽症の赤ニキビには?
A…抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用、漢方

中等症の赤ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用

重症の赤ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用、アダパレン
B…なし
C…ケミカルピーリング、NSAID外用

最重症の赤・黄ニキビには?
A…抗菌薬内服、抗菌薬外用
B…なし
C…なし

炎症範囲の広がってしまった紫ニキビには?
A…なし
B…ステロイド局注
C…抗菌薬内服
A評価で医師がおススメする抗菌薬は抗生物質のことです。それ以外にもA評価があります。
白・黒ニキビ~重症の赤ニキビまでA評価の

「アダパレン」

とはいったいなんでしょう?

[blogcard url=”https://www.dermatol.or.jp/modules/guideline/index.php?content_id=2″] [/blogcard] 尋常性痤瘡治療ガイドライン

A評価の「アダパレン」って何?

アダパレンはニキビ治療薬に含まれている有効成分のことです。
このアダパレンが配合されている外用薬がニキビに対して効き目が期待できるというひとつの目安になります。
2008年に日本で許可された「ディフェリンゲル」は、このアダパレンという有効成分が配合されたゲルです。これが、日本の保険適用内でのニキビ治療の概念を大きく変える薬だったといっても過言ではないんです。

バブル期に健康的な日に焼けた肌がもてはやされたり、90年代に流行したガングロメイクの終焉後、日本人女性の追い求める傾向は、「美白」「美肌」に大きく変化してきました。

ニキビは青春の象徴として、とくに病院に行って治療するような症状ではないと考えられてきましたが、それも意識の変化やメディアでの報道で、病院での診察が推奨されるようになってきました。

ところが、日本の一般的な皮膚科でのニキビ治療は、明治時代からあまり進歩していないイオウ製剤外用薬と抗生物質が主で、多くの人が体質に合わずに副作用に苦しんでいました。美容皮膚科に行って治療を受けたくても、費用も高いし、専門の病院があるような大都市は限られていました。

そこに満を持して登場したのが(保険適用になったのが)このアダパレン配合ディフェンゲルです。副作用はありますがイオウ製剤ほどではなく、大多数のニキビに悩む患者さんがこの薬によって、ニキビの精神的負担から救われています。

次章からは、このディフェリンゲルについて、どのように作用するのかを踏まえながら、なぜ初期ニキビに効果絶大なのか?併用できる薬は?などもご紹介しながら、あなたのご近所の皮膚科で、保険適用内で、どのようなニキビ治療が受けられるかをご紹介していきたいと思います。2015年に保険適用になった新薬もありますよ!

保険適用内のニキビの治し方

アダパレン配合のディフェリンゲル

ディフェリンゲルは市販薬ではないので、残念ながら医師の処方箋がなければ薬局で買えません。ディフェンゲルの費用は保険適用で約1カ月分が530円程度です。

ディフェリンゲルには、「毛穴の詰まりを防ぐ」という作用があります。角質の生成を抑制し、異常角化による毛穴の詰まりを防いでくれます。異常角化とは角質が必要以上に厚くなってしまうことです。ニキビは皮脂と角質が毛穴に詰まることによって引き起るので、

ディフェリンゲルは、白ニキビ発生以前から抑制してくれることになります。
新しいニキビが作られなくなるということです。

既にできてしまったニキビに対しても、毛穴を開放し、詰まっている角質や皮脂の除去を補助してくれます。

更に、これはディフェリンゲルの正式な効能とは認められてはいませんが、多くの医師が認めるディフェリンゲルの作用として、穏やかな肌のピーリング作用があるそうです。前述のニキビ治療ガイドラインではC評価だったケミカルピーリングと同じような効果が得られるんです。
しかし、このディフェリンゲルは副作用があります。そのピーリング作用に敏感に反応してしまう人もいるのです。角質の生成を抑制し、異常角化による毛穴の詰まりを防ぐ作用、その抑制が角質層=皮膚のバリア機能を薄くしてしまうため、肌が刺激に敏感になり、新しい炎症や乾燥、かゆみのような副作用がでるのです。

副作用は平均で1カ月ほどで落ち着くと言われていますが、人によっては何カ月もこのような症状が出続ける人もいます。ディフェリンゲルを使用したなんと80%もの人が、皮膚の乾燥や赤み、ぴりぴり感、かゆみのような症状があらわれると言われています。

ディフェリンゲルの毛穴の詰まりを抑制する作用は、男女の性別に関わらず使用可能です。ですが、年齢は12歳~36歳というしばりがあります。妊婦さんや授乳中の方も使えません。

塗り方のコツは
1.夜の洗顔後、就寝前に使います。
2.低刺激性な保湿化粧品で保湿後、
3.ディフェリンを面で幅広く塗るのがポイントです。

面皰圧出は自己流でやっちゃだめ

炎症前の白ニキビや黒ニキビに効果がある「面皰圧出」は、自分で潰す行為とどうちがうの?と思われている方も多いかと思います。

基本的には「詰まりを物理的に押し出す」ことですので、効果としては同じです。詰まりが取れます。が、皮膚科医による面皰圧出は、医師による適切な判断の元、完全に消毒された適切な道具を用いて行う「医療行為」です。自分の爪や指を使ってニキビを潰すのは、菌が広がる可能性もありますし、力を入れすぎて痕が残るリスクも高いです。

この記事の始めに載せたアンケート結果でも、潰す行為は非常に実施率が高かったのですが、改善率は最下位でした…。

外用薬

炎症を伴うニキビ治療で使われる外用薬として、抗生物質を含むものがあります。まずは増殖してしまったアクネ菌や黄色ブドウ球菌を抗菌or殺菌し、それから炎症を抑えるという治療プロセスです。この抗生物質はリンコマイシン系とニューキノロン系の2つに分けられます。それぞれの代表的な外用薬を挙げます。

1.リンコマイシン系
ダラシンTゲル、ダラシンローション

2.ニューキノロン系
アクアチムクリーム、アクアチムローション、アクアチム軟膏

リンコマイシン系の薬は薬効も高いですが、副作用が起こる可能性が高いです。ニューキノロン系の方が作用も副作用も穏やかです。が、合う合わないは体質によって違います。どちらかで副作用が激しくでたら、別な系統の抗生物質に切り替える処置がされるでしょう。

非ステロイド系のスタデルムクリームも炎症を抑える効果があります。ヒルドイドソフトやビーソフテンローションで角質軟化を期待された保湿クリームやローションも併用されます。

内服薬

炎症を起こしているニキビには、内服薬でも抗生物質が効果的です。

テトラサイクリン系のミノマイシン、ビブラマイシン

マクロライド系のルリッド、クラシリッド、クラリス

セフェム系のバナン、セフゾン、フロモックス

ニューキノロン系のクラビット、オゼックス、スパラ、シプロキサン

ペネム系のファロム

などの抗生物質が、医師の判断の元処方されます。これらの効果でアクネ菌やブドウ球菌の増殖を一時的に抑え、肌の炎症を鎮めます。

ホルモン治療を行っている皮膚科では、メサスモンF、ジオールなどの内服薬でホルモンバランスの調整をする治療もあります。あとは、ビタミン剤や漢方などの補助的な役割を期待されているものが挙げられます。

2015年「過酸化ベンゾイル」配合が保険適用に!

2015年は日本のニキビ治療にとってはまた記念すべき年でした。それというのも、消防法で危険物扱いされていた「過酸化ベンゾイル」を含む薬品の保険適応が許可された年だからです。この過酸化ベンゾイル配合の外用薬に「ベピオゲル」と「デュアック配合ゲル」があります。

なぜ、この2つの新薬がニキビ治療の大きな期待を背負っているのか?
それは、前にご紹介したディフェリンゲルでは、炎症の激しいニキビには対処できないからです。

ディフェリンゲルは比較的早い段階でのニキビには有効ですが、炎症を起こし、それが重篤になってしまったニキビには効果が薄いです。2015年に出た「過酸化ベンゾイル配合」の新薬には、この炎症を起こしたニキビに対しての作用が期待されているのです。

ニキビ治療の新薬「ベピオゲル」には、

1.抗菌作用
2.角質層剥離作用

の効果があります。「過酸化ベンゾイル」は酸性の薬品なので、空気を嫌うアルカリ性のアクネ菌に対して効果が高いです。しかも、抗生物質ではないので、今現在では耐性菌がいません。耐性菌とは、簡単に言うと薬が効かなくなってしまった菌のことです。難治性のニキビの原因には、アクネ菌や黄色ブドウ球菌がこの耐性菌で、既存の抗生物質が効かなくなってしまったケースもあり、そのような症状に対してもベピオゲルは有効です。

ベピオゲルにもディフェリンゲルと同じように副作用があり、承認前の実験では43.7%の人に副作用があらわれたという結果があります。肌がポロポロと剥がれ落ちてきたり、刺激に敏感になる、乾燥する、という副作用が報告されています。

ベピオゲルは15g1本で1か月分が544円程度です。

[blogcard url=”http://www.maruho.co.jp/medical/products/bepio/”] [/blogcard]

デュアック配合ゲル

この「過酸化ベンゾイル」の効果に抗生物質の効果をプラスした「デュアック配合ゲル」は、まさにアクネ菌への抗菌作用を目的に作られた外用薬です。抗生物質を内服すると下痢になったり、免疫力が落ちたりといった副作用がある人もいます。抗生物質や抗炎症剤などの飲み薬はイヤ!という方には、こちらのデュアック配合ゲルがいいです。1本10gで472円程度です。

しかし、こちらのデュアック配合ゲルに添加されているクリンダマイシンという抗生物質は、リンコマイシン系の抗生物質の代表であるダラシンTゲルの主成分と同じです。皮膚科医の中では、こちらの抗生物質の耐性を持つアクネ菌やブドウ球菌が増える原因になるのでは?という警鐘を鳴らす人もいます。しかしながら、

炎症中のニキビに効果のある「過酸化ベンゾイル」配合のベピオゲルとデュアック配合ゲル
炎症前のニキビに効果のある「アダパレン」配合ディフェリンゲル

これらの使い分けによって、保険適用内でのニキビ治療がより一層進んでいくことは確かです。

ちょっとブレイク!
wake編集局
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重篤な症状のニキビ治療

最大に炎症してしまった紫ニキビには、ケナコルトというステロイド剤を局所的に注射して炎症を抑える方法があります。激しく炎症しているニキビでも、ケナコルドの注射で短期間(1日程度)で炎症が治まり、腫れが引くそうです。炎症を鎮めてからニキビ治療を施します。

炎症の度合いや、どの程度の量を注射するかは、熟練したニキビ治療専門のドクターでなければ判断ができないと言われています。量を間違えばニキビ痕が陥没してしまい、現在の医療では完治は難しくなります。

保険適用内でのニキビの治し方最前線

・炎症のない白ニキビ、黒ニキビの治し方
1.皮膚科に受診する
2.ディフェンゲルをもらう
3.保湿に気を付けながらディフェリンゲルを使用する

・炎症中の赤ニキビ・黄ニキビ・紫ニキビの治し方
1.皮膚科に受診する
2.ベピオゲルと抗生物質(外用)をもらう
 もしくはデュアック配合ゲルをもらう
3.医師の判断で抗生物質や抗炎症剤などの内服薬も併用する
4.保湿に気をつけて使用する
5.炎症が治まってきたらディフェリンゲルに切り替える

以上が保険適用内でのニキビの治し方最前線とお考えください。

保険適用外のニキビの治し方

イオン導入

様々なエステサロンや美容皮膚科で行われており、自宅でできる器具も販売しています。抗酸化作用のあるビタミンCなどをイオン化し、磁気を付加させ、器具から同じ極の電磁波を発してイオンをはじき、真皮まで届けるという方法です。炎症が激しい場合はやらないことが多いです。

ビタミンCだけではなく、さまざまな成分をイオン化して導入することができるそうです。ヒアルロン酸、アミノ酸、プラセンタなどが挙げられます。美容成分を真皮層まで浸透させることにより、肌の活性、ターンオーバーの正常化、コラーゲンの生成を促す、といった効果が期待されるそうです。

LEDダイオード療法

LED(発光ダイオード)の光を肌に照射し、光の種類で異なる効果が得られるという治療です。

青415nm=殺菌、炎症抑制、皮脂腺収縮、表皮再生
赤633nm=赤み軽減、コラーゲン生成促進、血行促進
白830nm=しわの改善、筋線維芽細胞の活性、代謝アップ

治療の痛みがなく、治療後すぐにメイクができるのが利点、だそうです。これからニキビ治療は「光治療」が注目されているそうです。どんどん研究が進んでいってほしいですね。

炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザーも美容皮膚科でよく使用されている器具です。炭酸ガスレーザーは、10,600nmの波長を持つレーザー光で、水に吸収されやすい性質を持っているため、皮膚に照射すると約 99%は皮膚組織内の水分に吸収されるそうです。そのときに熱を発生し、この熱エネルギーが、一瞬のうちに組織を気化・蒸散させ、組織周辺の血液が瞬間に凝固し、ほとんと出血することなく取り除くことができるという仕組みです。

ニキビだけでなく、ほくろやイボ取りにも使われます。

[blogcard url=”http://www.shirono.net/”] [/blogcard]

アレキサンドライトレーザー

アレキサンドライトレーザーは、脱毛を目的のレーザーです。ただ、ニキビの原因として、太い毛根が毛穴詰まりの原因になっている場合もありますので、そのような方にはまずアレキサンドライトレーザー脱毛で毛を細くしたり生えないようにします。脱毛がニキビ治療につながる場合に用いられる方法です。

ピーリング

あとは、機械や道具を用いた物理的なピーリングや、薬品を使ったケミカルピーリングですね。これは美容皮膚科ごとにことごとく違った名前がありますが、実際には角質を薄くはがすピーリング作用を得られる治療法です。

「ニキビの治し方」はこの2択

後悔しないニキビの治し方としては、まずお医者さんに行くことです。その前提で、選択肢があるとすれば、

1.保険適用内か
2.保険適用外か
ということです。

はっきり言えば、普通の病院の皮膚科に行くか、美容皮膚科に行くか、このどちらかだということです。
さきほど述べた通り、ニキビ治療の新薬として大変注目されているベピオゲルとデュアック配合ゲル、そしてディフェリンゲル、この2種の薬が保険適用されたことで日本のニキビ治療は大きく前進しました。保険証をお持ちの方は、これらを使わない手はありません。

これらの薬は、もともと美容皮膚科の医師が個人輸入で患者さんに処方していたものだそうです。それらが保険適用内になったことで、十分な効果が得られる治療ができると日本中の皮膚科の医師が大いに期待している新薬なのです。
保険適用外のニキビの治し方ですが、やはりデメリットは高額な費用ですね。どこまでお金をかけられるかが問題になってしまいます。

基本的なニキビの治し方としてはどちらも同じです。抗菌や炎症の鎮静化、角栓の除去、ピーリングなどは、抗生物質とディフェリンゲルとの併用でもできますし、デュアック配合ゲルなら外用薬だけで済むこともあり、保険適用内でできる治療とほぼ同じだと感じました。

しかし、保険適用外の利点は、ニキビでない箇所も美しくなれる、ニキビ痕が残らないように同じ病院でずっとケアできる、という安心感があると思います。望めば最先端の治療も受けられ、満足度は高いでしょう。

あとは、ニキビ用の化粧品を使ったメイク指導もあるみたいですので、美容皮膚科で根気よく治療して適切なメイクも学べば、重症化したニキビ患者さんもニキビ痕が気にならないほどになり、精神的に明るくなったという症例がありました。

美しさを重視するならやはり美容皮膚科です。

ニキビがなくなるだけでいいのか?

ここまで、長い薬品の名前が何度も出たり、小難しい説明の記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。それは、皆様がニキビに対して並々ならぬ情熱を持っているか、もしくは好奇心がすごく強いかのどちらかだとは思いますが、あえてここでお聞きしたいのです。

あなたをこんなに悩ませるニキビが、一時的になくなるだけでいいんですか?と。

周期的に繰り返すニキビ

女性の方にお聞きしますが、生理前にニキビができやすいと感じたことはありませんか?脂っぽいものや甘いものが無性に食べたくなったり、少しのことでイライラしたり、寝ても寝ても眠かったり、逆に不眠になったり…。

これは、あなたが人間的に不出来だから、では絶対にありません。
あなたの身体を支配しているホルモンのせいです。

女性の身体では、女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが交互に増減を繰り返し、排卵を促します。種の保存のため、妊娠&出産の準備のためにです。このホルモンのバランスが乱れてしまうと、上記のような症状が出やすくなります。

生理前にニキビができ、生理がおわったころにいつの間にか治る、これを周期的に繰り返す方が多いかと思いますが、それはホルモンの働きと大きな関係があるからです。

そのニキビサイクル、断ち切りたいと思いませんか?

ニキビ痕が残ってシミになる

セルフケアでニキビの詰まりがキレイに取れたり、ニキビを潰したりするのって、地味に快感なんですよね。それに、顔にぽちっとする場所があれば、ついついいじってしまいます。気持ち、わかります。

でも、炎症中のニキビは「触らない・潰さない・刺激しない」が大事なんです。

ニキビの詰まりを無理に取ったり、潰したりすると、肌細胞が壊れます。そこだけ肌のバリア機能がない状態です。そこに紫外線があたると以下のような作用が起きます。括目してください。

肌に紫外線があたると、表皮の基底層に存在するメラニン形成細胞(メラノサイト)が、肌を守ろう!紫外線を通さないぞ!と頑張ってメラニンを作ります。メラニン色素は黒いです。

このメラニン色素は、本来であれば肌のターンオーバーやマクロファージという白血球に食べられてなくなります。が、例えば加齢が原因で代謝機能が低下すると、メラニン色素が沈着したままになったり、何らかの原因(まだ解明されてない)により、メラノサイトが休むことなくメラニン色素を生成し続けることがあります。これらがシミの原因となります。

思い出してください。前述のアンケート結果、ニキビのセルフケアで痕が残った人は65.5%です。
今シミにならなくても、メラノサイトは肌の紫外線損傷を記憶しています。シミ予備軍としてあなたの肌の奥に存在しているのです。

ニキビはないけどシミだらけ、そんな肌でもいいですか?

大事なのは健康で美しい肌

目指すは美肌!

そりゃ、答えはNOですよね。分かり切ったことを聞いてすみません。ニキビがなくなることは、ニキビを治すことのゴールではない、と言いたかったんです。

ただニキビをなくすだけなら、詰まりを抜いてしまえばいい。
抗生物質で炎症を抑えて、赤く目立ったところがなくなればいい。
お化粧で誤魔化して見えなくしてしまえばいい。

これらは一時的には効果があるように見えるでしょう。即効性もあります。
でも、「ニキビの治し方」として、正しいことなのでしょうか?私は甚だ疑問です。
ここまで様々なニキビについての知識をご紹介してきましたが、結局、「ニキビが治る」とはどういうことでしょうか?

私が考える「ニキビが治る」とは、

1.赤みや詰まりがなくなった
2.ニキビ痕が残ってない
3.その状態が持続している

この3つだと思います。それは「健康」と「美しさ」を兼ね備えた肌のことなのではないでしょうか?

保険適用外でもニキビを治したいと考えている方々は、この「美しさ」に重きを置いている方なのだと思います。では、その理想に「美容外科に行く」以外の方法で近づくにはどうしたらよいか?を考えていきたいと思います。

あ、美容皮膚科を否定しているわけではないですよ。費用や地理的な問題で美容皮膚科に行きたくても行けない方が多いのではないかと考えたからです。

生活習慣の改善

ニキビのない肌を手に入れ、それを持続させるためには、まずこれです。

・食事、睡眠
これらの質を改善することにより、ニキビは減少します。脂っぽい食事は毛穴詰まりの原因で、睡眠不足は肌の正常なターンオーバーを妨げるからです。よく聞きますよね。

・運動
軽い運動で全身の血液の循環を良くすることは、もちろん肌にもいいです。ストレス解消にもなります。

・禁煙
タバコの主成分であるニコチンはビタミンCを壊します。ビタミンCは肌の老化を促進する活性酸素から肌をまもってくれる抗酸化作用の働きがあります。肌にとって喫煙は、ビタミンCの働きを阻害し、血流の低下をさせる行為です。

一番初めのアンケート結果をもう一度貼ります。
ニキビの治し方で、改善されたという回答が一番多かったのは「皮膚科に行く」でしたが、2位と3位はどちらも生活習慣に関わる食事と睡眠でした。キチンと実施できれば、これだけでニキビが治る人も多いのではないかと思います。

ホルモンバランスの調整

最近のニキビ治療では、皮膚科でホルモン剤を処方してくれる病院も増えているそうです。それくらいニキビはホルモンと関係が深いのです。

女性の身体は一般的に、排卵日後から生理の前までのプロゲステロン分泌が活発な時に肌荒れしやすいと言われています。プロゲステロンが肌のバリア機能を低下させてしまうという研究結果が資生堂から出ています。

女性ホルモンのプロゲステロンだけでなく、男性ホルモンのテストステロンは皮脂の分泌を促し、異常角化状態を作ってしまいます。これが毛穴詰まりの原因、つまり白ニキビの原因になります。

ストレスを感じることによってできるコルチゾールも、ニキビの原因です。コルチゾールは心理的ストレスを感じると生成され、他のホルモンの分泌を抑制させてしまいます。さらにコルチゾールには、肌のアクネ菌受容体を亢進させる働きがあるそうです。これも資生堂の研究結果です。ニキビができる→ストレス→コルチゾール分泌→アクネ菌増える→症状悪化。といったストレスの悪循環に陥っている可能性もあるのです。

ホルモンバランスの調整は、生活習慣の改善はもちろんですが、サプリや漢方薬で補ってあげることもできます。イソフラボンなどは有名ですが、当帰や芍薬などが入った漢方も女性ホルモンのバランスを整えるには有効な漢方です。

あまりにひどい場合はホルモン剤などで治療もできます。お近くの内科、婦人科などでホルモンバランステストをしてくれるところもありますので、一度お問い合わせでみるのがいいと思います。

ニキビ治療と化粧品

ニキビを治す化粧品?

ニキビを治す化粧品はありません。理屈っぽく言えば。ニキビを治すのはあなたの肌自身です。それを手助けしてくれるのが基礎化粧品の役割です。そこまで化粧品に期待をしてはいけませんよという話です。

ほとんどのニキビ用化粧品は、ニキビの直接の原因である「毛穴の詰まりを取る」には成分が弱すぎるか、作用が強すぎて皮脂を取りすぎて肌のバリア機能を弱めてしまうか、のどちらかです。成分が弱すぎる方は、普通の化粧品とどこが違うの?ですし、成分が強すぎる方は、ニキビでない部分の肌だってダメージ受けますよ?と言いたくなります。

炎症を抑えたいなら皮膚科で抗生物質と抗炎症剤をもらったほうが早いですし、詰まりを未然に防ぎたいならディフェリンゲルを塗った方が効果が高いです。

しかし、化粧品に意味がないわけではありません。補助的な役割と割り切って使うのであれば問題ないですし、成分の役割を把握して自分に合うものを選ぶことが大事です。

保湿成分はヒト型セラミド

平成25年に、繰り返す大人ニキビの原因は肌の部分的な水分不足という研究発表が富士フィルムから報告されています。25歳を過ぎても悩む大人ニキビは、皮脂が多すぎて起こるのではなく、乾燥が原因なのです。

よって、ニキビの治し方で大事なのは保湿です。
おススメの保湿成分としては、ヒト型セラミドです。人型セラミドは皮膚の一番外側の角質層で働いてくれる成分で、角質と角質をつなぐ潤滑油の役割をしてくれます。

表皮の厚みは平均0.2mmです。その表皮のさらに外側の角質層0.02mmで働くセラミドは、我々の肌の保湿の大部分の働きを担っています。セラミドは加齢によって減少しますし、体質によって(アトピーなど)もともと持ってるセラミドが極端に少ない人もいます。これを補ってあげるのが保湿効果が得られる方法のひとつです。

抗酸化作用はフラーレン

紫外線によって生み出され肌を傷つける活性酸素、フラーレンにはこれを強力に除去してくれる働きがあります。ビタミンCも抗酸化力を持つ成分ですが、肌の身代わりに自身が酸化してしまうため、効果が長続きしないという弱点がありました。

フラーレンは自分が酸化することによって活性酸素を除去するのではなく、スポンジのように分子構造の中に閉じ込めてしまう炭素なのです。だから除去する力も強く、また効果も長時間持続します。その効果はビタミンCの172倍という研究結果もあります。

ニキビの原因の1つも酸化です。このフラーレンの抗酸化作用で、アクネ菌が分解した皮脂が酸化して毛穴を炎症させるのも未然に防いでくれることが期待できます。

ただ、フラーレン配合の化粧品は高級なものが多いので、フラーレンのみ配合のものをお持ちの化粧品に加えてもいいと思います。

ニキビ跡のシミは「ハイドロキノン」

そばかすはキュートだけれどシミはちょっとね…
ニキビ痕といっても、潰れたてでまだ周囲に炎症がのこっていたら抗炎症剤の方がいいですよ。「ハイドロキノン」は、もうシミになってしまったニキビ痕に有効です。

ハイドロキノンは強制的に肌のターンオーバーを促す刺激の強い成分ですので、副作用が多く報告されていますが、「アンプルール」が配合している新安定型ハイドロキノンは副作用を抑えたもので、通常のハイドロキノン配合化粧品より緩やかに作用します。副作用が出にくいながらも美白の効果が得られる優秀な基礎化粧品だと言えると思います。
ハイドロキノンは皮膚の漂白作用がある強い薬品です。肌荒れなどの副作用もあります。ハイドロキノン配合のクリームを個人輸入される場合は、使用期限によく注意し(酸化しやすい)、1カ月でいったん使用を中止して肌を休ませる、など、肌への負担軽減を考えましょう。また、ハイドロキノンを使用している間は、紫外線対策が肝心です。

妊婦さんと授乳中の方も使用するのは避けましょう。私は以前これを使用してシミ取りにチャレンジしましたが、その後すぐに妊娠して使用を中断したので効果が出るまでにはいたりませんでした。副作用は塗ったところの皮膚が少し赤くひりひりした感じを覚えました。でもこれはハイドロキノンが肌のターンオーバーさせている効果を感じたとも言えます。

ハイドロキノンが合わなかったり、副作用が怖い人は、ビタミンC誘導体やビタミンC誘導体がパワーアップしたAPPS配合の化粧品がいいそうです。

ニキビの治し方まとめ

ニキビの治し方

1.皮膚科か美容皮膚科に行く
2.薬を処方してもらう(ディフェリンゲル、ベピオゲルもしくはデュアック配合ゲル)
3.今あるニキビが落ち着くまで通院する
4.生活習慣の改善
5.化粧品の成分とその役割について知る

この5つが、ニキビを治すために重要なポインントなので、悩んでいる人は是非実践してみてください。

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