鼻ニキビがどうしても気になる。できる原因と種類別の対処法

鼻ニキビには思春期ニキビと大人ニキビがあり、さらに白ニキビ、赤ニキビ、黒ニキビ、黄ニキビと種類があり、さらにまた、鼻の横、鼻の下、鼻の頭、鼻の中、鼻の付け根と、出来る部分によって原因や症状、治し方も違います。それらの解説とともに、面疔との見分け方、角栓ではない膿を出す方法、ニキビ跡の治療方法や予防方法、鼻ニキビにまつわる両想いジンクスや占いの意味なども併せてご紹介します。

鼻のニキビの原因と解決法を知ろう

鼻は体の中で一番皮脂分泌量が多いともいわれ、ニキビができやすい場所のひとつです。
鼻の皮脂分泌量が増える原因は、思春期ニキビと大人ニキビでは違いますし、人によっても生活習慣や体質によって違います。さらに、ひとくちにニキビといっても、4つの種類・段階があり、その時々で解決法も変わってきます。

今回は、さまざまな鼻ニキビの原因と治し方、鼻のできる場所によって異なる鼻ニキビの対処方法、予防方法、タイプ別ニキビ跡の治療法を解説しますので、最適な解決法を見つけてください!

鼻のニキビとは?

鼻ニキビとは

鼻は毛穴が深いため、皮脂などの汚れが毛穴に詰まりやすいと言われています。ニキビを作らないためにも肌は生まれ変わり毛穴の詰まりを解消しなくてはならないのですが、紫外線によるダメージや特に女性は化粧で肌を塞いでしまうため、肌が生まれ変わる事ができず毛穴が詰まった状態が続いてしまいます。

毛穴が詰まってしまうと、皮脂をエサにするアクネ菌が繁殖して炎症を起こすとニキビになってしまいます。体の中でも特に皮脂分泌量が多い鼻は、ニキビができやすい場所なのです。また、思春期ニキビや大人ニキビは、ホルモンの影響によって皮脂の分泌量が増えるためにできやすくなるので、根本治療をするには体の内側からのケアが必要になってきます。

皮脂の分泌量が多くなりすぎる理由って?

思春期は新陳代謝や成長ホルモンが原因で皮脂の分泌量が増える事が多いと言われています。しかし、思春期が過ぎると様々な影響でホルモンのバランスが乱れやすくなり皮脂の分泌量が増えるようです。特に鼻は皮脂腺が多いので、ホルモンの影響が出やすい場所といえます。

その他にも、皮脂分泌が増える原因は日常生活の中にたくさんあります。

・汗(皮脂と汗の量は比例するため、汗がたくさん出るほど皮脂分泌も増加する)
・乾燥(肌の水分が不足すると、バリア機能が低下し、皮脂分泌を増やして肌を守ろうとするため)
・気温の変化による自律神経の乱れ
・糖分や脂肪分、アルコール摂取
・ストレスによる男性ホルモン増加(男性ホルモンは毛穴を収縮させる)
・暴飲暴食など生活習慣の乱れによる、肝臓や胃腸の疲れ
・喫煙
・ビタミンB群など、肌の新陳代謝に関わる栄養不足
・睡眠不足(睡眠不足が男性ホルモンの分泌を活発にする)

鼻ニキビの種類

ニキビには主に4つの種類があり、以下の順番で段階的に悪化していくといわれています。

・白ニキビ:毛穴に皮脂や汚れが詰まってしまい、膨れ上がっている
・黒ニキビ:毛穴に詰まった皮脂や汚れがケアされなかったため酸化して黒くなってしまっている。酸化した皮脂はアクネ菌のエサになりやすいといわれています。
・赤ニキビ:毛穴の中でアクネ菌が繁殖し、皮膚に炎症が起きている状態。痛みがある事が赤ニキビの特徴です。
・黄ニキビ:ニキビが悪化し膿が毛穴に溜まってしまって治りにくい状態。触るとしこりのようになっていて強い痛みを感じる場合は、肌の中に膿が大量に溜まっていることがあります。

鼻ニキビのジンクスは本当?

「想い想われ、振り振られ…」と、ニキビのジンクスや占いを一度は聞いたことがあると思います。鼻の頭にできるニキビは両想いのサインといわれおり、真偽のほどは分かりませんが、科学的な根拠はないようです。思春期は初恋をする人も多い時期ですが、鼻ニキビができやすい時期でもあります。恋を成就させるためにも、ニキビを改善して自信を持てる美肌にしましょう!

占いや人相学では、鼻には仕事運や財運が現れるといわれ、鼻の真ん中にニキビができると、仕事での失敗やお金のトラブルが起こる危険があるとされています。また、鼻の下にできる白ニキビは計画通りに仕事が進む暗示、赤ニキビは目標と現実に差があるのでコツコツ努力せよとの暗示だそうです。

鼻ニキビの原因とは?

紫外線はニキビをできやすくする

紫外線は、肌のターンオーバーを乱れさせる原因になります。特に鼻は紫外線の影響を受けやすく、毛穴が詰まりやすいと言われています。

また、紫外線は皮脂を酸化させるので、さらにアクネ菌の好物になります。紫外線はニキビの原因になるばかりでなく、すでにできてしまったニキビの悪化要因にもなりますし、ニキビ跡がシミになってしまう原因にもなります。そのため、しっかりUVケアをする必要がありますが、刺激が強いせいでニキビを悪化させてしまう日焼け止めもあるので、帽子や日傘を併用するなど工夫が必要です。

皮脂や汚れが詰まりやすい

鼻は毛穴の数が多く、さらに、他に比べて毛穴が奥深いという特徴があるため、汚れ(=雑菌)が溜まりやすい場所です。

また、特に皮脂の分泌が活発な場所でもあるため、雑菌のエサになる皮脂も溜まりやすいので、雑菌が繁殖するには格好の場所です。なので雑菌を繁殖させないためにも、手を清潔に保ち、洗顔をしっかり行う事がニキビを予防する事に繋がります。

日常生活の乱れ

思春期ニキビの原因は成長ホルモンが大きく、清潔にしたり、正しいスキンケアをすることなどで改善していくことが多いのですが、大人ニキビの場合は、ストレスや疲れ、暴飲暴食、喫煙、血行不良、過度なダイエット、冷え性、睡眠不足、間違った洗顔など、日常生活様々な原因が複雑にからんでいるという特徴があります。

生理でホルモンバランスが崩れている

思春期にニキビができやすくなるのは、成長ホルモンが活発に分泌されることで、皮脂量が増えることが原因だといわれています。大人になってからのニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因であることが多く、生理前や生理中にできやすいといわれています。

プロゲステロン(黄体ホルモンともいわれ、女性ホルモンのひとつ)やアンドロゲン(男性ホルモンで、エストロゲンの前身)は皮脂分泌を活発にする働きがあるため、ニキビをできやすくします。

黄体ホルモンは生理前になると増えるので、肌のベタつきやニキビだけでなく様々な不調、PMS(月経前症候群)を引き起こします。生理前になるといつも鼻ニキビができてしまうという方は、ホルモンバランス自体を整える必要があります。

油分の多いファンデーション

油分の多いファンデーション、化粧下地、汚れたパフが鼻ニキビの原因になってしまうことがあります。クリームファンデーション、リキッドファンデーションはカバー力がありますが、油分も多く含まれています。

クリームやリキッドなど油分の多いファンデーションだけでなく、化粧下地も油分が多いのでニキビの原因となることがあります。油分自体がアクネ菌のエサになりますし、ファンデーションで毛穴を塞ぐことで金が繁殖しやすくなります。
さらに、菌だらけの汚れたパフを使うと、雑菌+エサ+培養器、とニキビ原因が揃ってしまうので注意してください。

鼻への刺激

鼻を何となく触ってしまうのも、ニキビの大きな原因です。手は想像以上に雑菌がたくさんついているので、もともと菌が繁殖しやすい鼻を触るとニキビができてしまうのです。

また、できてしまったニキビを触ると炎症がひどくなってしまったり、悪化して治りにくくなるとニキビ跡が残ってしまう原因にもなります。ニキビのできやすい場所を触ること、できてしまったニキビを触ることは厳禁です。

鼻ニキビを治す方法

自己管理の徹底

鼻ニキビの大きな原因にホルモンバランスの乱れが挙げられますが、ホルモンバランスを整えるには不規則な生活を改善する必要があります。

・脂肪分や糖分を控えるなど、食生活の見直し
・飲酒や喫煙を控える
・睡眠不足の解消
・寝る前にしっかりメイクを落とす
・正しい洗顔をする
・UVケアをする
・毛穴を塞いだり油分過剰にならないよう、日々のメイクの仕方に気を付ける

ニキビができやすい場合、クリームファンデ、リキッドファンデ、化粧下地は使わないようにしましょう。おすすめはフェイスパウダーやミネラルパウダーなど、油分を含まないもので、特にUV効果のあるものです(パウダーファンデーションは粉状ですが、油分を含みます)。

日焼け止めを使う場合は、ニキビ用のものがおすすめです。もっとも肌には何もつけないのが一番ですが、塗る場合は薄く塗るか、気になる部分だけ塗るようにしましょう。アイシャドウやリップなど、他にポイントをもってきてニキビを目立たなくさせるのもおすすめです。

清潔感を保つ

ニキビを治すには清潔感を保つことが肝心です。正しい洗顔方法できれいにし、化粧水で保湿して肌が硬くならないようにし、ターンオーバーを正常に戻しましょう。けっして不潔な手で鼻ニキビに触れたり、メイクしたまま寝ないよう気をつけてください。

正しい洗顔方法の仕方は、なるべく市販の洗顔料(界面活性剤が入っている)ではなく、洗顔用のせっけんを使用し、たっぷりの泡で優しく肌を洗います。

ここで、注意しなくてはいけない事があります。熱いお湯で洗顔してしまうと、保湿に必要な分の皮脂まで洗い流してしまい肌を保護しようとしてさらに皮脂分泌が活発になってしまいます。それを防ぐため、熱いお湯ではなくぬるま湯で洗顔する事が重要となります。

また、せっけんのすすぎ残しもニキビの原因になるので、しっかり洗い流してください。肌は乾燥すると皮脂の量が増えてしまうので、洗顔の後は、乾燥を防ぐために化粧水などで保湿しましょう。

枕カバー、化粧パフ、パウダーブラシなど、肌に触れるものはいつも清潔にしてください。パフやパウダーブラシは、中性洗剤でこまめに洗うようにしましょう。パフ専用の洗剤としても販売されています。また、鼻ニキビがある時のマスク着用は、悪化の原因になることがあります。

黒ニキビにはオロナインが有効

黒ニキビに効果があるといわれるオロナインパックのやり方をご紹介します。

1.メイクを落としておく
2.蒸しタオルを当てるなどをして肌を温め、毛穴を開かせる
3.せっけんで丁寧に洗顔する
4.オロナインを鼻に塗る
5.15〜20分程度そのまま放置する
6.鼻のオロナインをぬるま湯で洗い流す

オロナインは常備している家庭も多いと思いますが、薬局などで450円(30g)ほどの値段で売っています。1回だけでも効果がある人もいるようで、1週間ほど続けると大きめの黒ニキビも目立たなくなることもあるようです。ただし、オロナインが肌に合わない人もいるので注意し、悪化したり異変があればすぐに使用を中止してください。

赤ニキビには専用の薬を

炎症が進み、赤ニキビになっている場合は洗顔やオロナインパックだけで治すのは難しく、炎症を抑えるニキビ専用の薬を使います。薬によって成分や効果が異なるので、症状をよく見て塗布するようにしましょう。睡眠中など無意識に触ってしまう場合は、その上から軽く被せるように絆創膏を貼ってください。

・クレアラシル <価格:1470円(30g)>

効果:イオウ、レゾルシンという成分がアクネ菌に働き、赤ニキビの炎症を抑える効果があるそうです。ただ、赤ニキビよりも白ニキビなどの初期段階の方が効果はあるようです。症状によりますが、1日~2週間ほどで症状が改善することが多いようです。

・ペアアクネクリームw <価格:883円(14g)>

効果:イブプロフェンピコノールという抗炎症成分が働き、白ニキビなら1日、赤ニキビなら1週間、ニキビ跡なら1か月ほどで効果が実感できることもあるそうです。匂いやベタつきがなく、使い心地がいいようです。赤ニキビへの効果はクレアラシルより上という声もあります。

・テラコートリル <価格:1080円(6g)>

効果:副腎皮質ホルモン剤で、即効性があるのが特徴です。効果は1日~1週間で現れることが多く、中には一晩で赤みが消えたという人もいるようです。
ステロイドなので抗炎症作用が強く即効性がありますが、ステロイドの副作用(湿疹、白内障・緑内障、むくみ、食欲増加、骨粗鬆症、糖尿病、動脈硬化、副腎不全など)が出るリスクがあるので、長期間の使用、妊娠中の使用は控えてください。

※以上の価格は定価のため、薬局やドラッグストアによって異なる場合があります。

病院で処方されるゲンタシン軟膏

皮膚かで処方される主なニキビ治療薬にゲンタシン軟膏があります。抗生物質なので市販されていませんが、病院で処方された場合は保険が効くので、300円(10g)という値段でもらえます。ゲンタシン軟膏の主成分はゲンタマイシン硫酸塩という成分で、たんぱく質の合成を阻害することで雑菌を殺す作用があります。

アクネ菌以外にも、マラセチア菌(額のニキビの原因にもなる)、ブドウ球菌(面疔の原因にも)、レンサ球菌、緑膿菌などを根本的に殺菌できるので、ヘルペスの治療などに使われることもあります。

・塗り方
1.朝夕の2回、洗顔後に塗ります。
2.ニキビの部分だけに塗ります。(かなりベタつくので少量でよい。ニキビの予防効果はないため、広範囲に塗らないように)
3.2週間ほど症状を見、改善しない場合は医師に相談しましょう。

ゲンタシン軟膏は副作用の少ない塗り薬とされていますが、まれに腫れや発疹、かゆみなどの症状が現れる事があります。また、体質などの個人差も関係しますが、人によってはめまいや耳鳴りなど抗生物質特有の副作用が出ることもあります。これらの症状が現れた場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。

抗生物質の長期間にわたる使用はおすすめできないので、2週間経って改善がみられない場合は中断し、医師に相談してください。また、お子さん、妊娠中の方、高齢者には使用制限があるので、医師に確認するようにしてください。

※ゲンタシン軟膏は抗生物質であるため、白ニキビ、赤ニキビには効果があるようですが、ケロイドやシミなどのニキビ跡には効果がないといわれています。

ニキビの膿や血の対処法

ニキビの膿の正体は、アクネ菌と戦った後の白血球の残骸といわれています。つまり、膿ができる原因は炎症ということになります。
炎症が起こっていないニキビから、芯のような白いひも状のものが出てくることがありますが、あれは膿ではなく古いたんぱく質でできた角質なので、混同しないようにしてください。

膿を出した方がいいのか悪いのか悩む方も多いと思います。ニキビはつぶすなという定説がありますし、だからといってこのまま放っておいたらどんどん大きくなりそうだし…。実は、膿は出した方がいいことが多いそうです。

理由は、
・膿を出さなければ炎症が治まらない
・炎症が長引くほどニキビ跡になる可能性も高くなる

しかし、無理やり出したり、血が出たりすると、濃いニキビ跡が残ってしまうこともあるので、正しい方法で膿を出す必要があります。

膿の出し方
1.針か爪楊枝を消毒し、ニキビの中心の表面だけに穴を開ける
2.清潔にした指で、優しく周囲の肌を押す

このセルフケアでの注意点は、肌にダメージを与えないために針で深く刺ささないように注意する事と、肌を押す際は、爪を立てないことです。

また、毛穴の奥には膿を包んだ袋状のものが形成されており、膿を最後まで出し切ってしまうと袋状のものが破れてしまい、ニキビの治癒が遅くなったり、ニキビ跡になってしまうことがあるので注意が必要です。

ただし、大きく化膿した黄ニキビの膿はセルフケアで出すのが難しい場合もあります。病院では、注射器などの機器を使って膿を出してくれることも多いので、安全に膿を出せそうにないときは早めに皮膚科を受診するようにしてください。

ちょっとブレイク!
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部分別の痛い鼻ニキビの症状と対処法

鼻の横のニキビ

鼻の横にできるニキビの特徴は、ポツポツとした細かい白ニキビ、小鼻にできる赤ニキビ、いずれかのタイプであることが多いといわれ、種類別に原因やケアの仕方が違うようです。

まず、鼻の横にできるポツポツとした白ニキビは、野菜を積極的に摂らず、特にお肉を好んで食べる人に出来やすいとされているので、ケア方法は肉や脂肪分を控え、野菜をたくさん食べることだそうです。

肌の新陳代謝を良くするためにもビタミンは必須です。特にビタミンB1、B2やビタミンCが含まれた食事やサプリメントを摂ると良いでしょう。睡眠不足や疲れが原因であることもあり、総合的に生活習慣を見直す必要があります。

赤ニキビの場合は、皮脂分泌過剰やきれいに洗えていないことなどによる毛穴詰まりが原因であることが多く、炎症が起こってしまっているので、ペアアクネクリームwやテラコートリルなど、ニキビ専用の薬を使う必要があります。病院の治療では、ゲンタシン軟膏など抗生物質の塗り薬を使うことが一般的のようです。

鼻の頭のニキビ

鼻の頭にできるニキビは赤いものが多く、その場合はニキビ専用の薬を塗るというケアになるのですが、面疔(めんちょう)と特徴が似ているため、ニキビなのか面疔なのか判断がつかないこともあります。

ニキビはアクネ菌が原因であるのに対し、面疔は黄色ブドウ球菌が原因であり、それほど多くはありませんが、菌が血管に入ると糖尿病や脳炎になることもあるようです。

簡単な見分け方は、面疔かどうか痛みによる判断です。赤ニキビでも痛みを伴うものがありますが、面疔は化膿しているので、触るだけでも強い痛みを感じます。

鼻全体が腫れていたり、ジクジクと化膿している場合は面疔である可能性が高いのですが、軽症の場合は赤ニキビと区別が難しいので、自分で判断できないときは皮膚科を受診するようにしてください。

自分でできる応急処置としては、オロナインを患部に塗っておくことで、軽い場合はこれで治ることもあるようです。

ひどくなると病院での治療が必要になり、ドルマイシン軟膏などの抗生物質が処方されることが多いようです。面疔の場合はとにかく、触らないつぶさないことが肝心です。

ブドウ球菌はそれほど珍しい菌ではないため、面疔はストレスや疲れ、睡眠不足、食生活などで免疫が低下していることも一因と考えられているので、生活習慣も見直す必要があります。

鼻の下のニキビ

鼻の下や口の周囲など、男性のひげが生えるところのニキビは、ホルモンバランスの乱れが原因であることが多いようです。ホルモンバランスの乱れが原因なので、治っても再発を繰り返すという特徴があります。

不規則な生活やストレス状態が続くと男性ホルモンが過剰に分泌されるので、鼻の下のニキビをケアするには、ストレスや睡眠不足を解消したり、バランスの良い食事を意識したり、半身浴でリラックスするなど、生活改善をしましょう。

しかし、炎症を起こしている赤ニキビや、膿をもった黄ニキビの場合は、生活改善だけで治すことが難しく、放っておくとニキビ跡になることもあるので、皮膚科で治療を受けることをおすすめします。

ただ、抗生物質などで炎症を抑えるだけでは根本治療にならないので、ホルモン治療や、ホルモンバランスを整える漢方薬を併用した治療も必要になってきます。

鼻の付け根のニキビ

鼻の付け根にできるニキビは、硬い白ニキビであることが多いのが特徴です。この白ニキビはコメドともいわれ、古いたんぱく質や皮脂などが固まって角栓になったものです。

生活習慣の乱れや紫外線、間違ったスキンケアなどで肌のターンオーバーが乱れることが原因ですが、中でも鼻の付け根にできるニキビは肝臓の疲れが原因であることが多いといわれています。

アルコールや脂っこいものの摂りすぎだけでなく、睡眠不足やストレス、甘いもの、食品添加物などによって肝臓が疲弊してしまうことがあります。思い当たる方はそういった習慣を控えるようにしましょう。

また、前髪が長かったり、整髪料を付けたりすると、鼻の付け根の毛穴汚れや刺激になり、ニキビの原因になることもあります。

鼻の付け根から眉間付近は、鼻の頭同様、面疔ができやすい場所なので、強い痛みや膿を伴う赤ニキビの場合は面疔である可能性もあり、病院での治療が必要になります。面疔は抗生物質の塗布が基本ですが、あまり化膿がひどいときは、メスで膿を出すこともあるようです。

鼻の中のニキビ

鼻の中にできるニキビは、他の鼻ニキビと同様、不規則な生活やストレス、睡眠不足などが原因であることが多いようですが、鼻の穴はホコリなどを吸い込まないようにするフィルターの役割をしているので、ニキビが治りにくく、再発もしやすいという特徴があります。

鼻の中にできたニキビの対処法としては、絶対につぶさないようにすることです。
ニキビではなく面疔である可能性があり、外から見えないため判断しづらく、もし面疔だった場合つぶしてしまうと、そこから黄色ブドウ球菌が体内に入り、感染症になってしまうリスクがあるからです。特に鼻の中を通る血管は脳へ繋がっているので、脳炎など重篤な状態になりかねません。

また、鼻の中に薬を塗ると吸い込んでしまうこともありますし、綿棒や指で薬を塗ろうとしても鼻水が出てニキビが悪化することもあり、自分でケアするのは難しいという特徴もあります。病院へ行けば、面疔かどうかの判断もしてくれますし、抗生物質などで正しい処置をしてもらえます。皮膚科、耳鼻科どちらでも治療してもらえるので、早めに受診するようにしてください。

ニキビ跡の治し方

ニキビ跡に残ったシミのケア

色素沈着してシミのようになったニキビ跡です。赤黒いか紫色のシミ、茶色のシミの2種類があります。シミが残るメカニズムは、ニキビが炎症を起こしたときに毛穴の周りの毛細血管が破裂し、血が染みだして出来るという仕組みです。
時間はかかりますが、肌のターンオーバーを正常にすることで徐々に沈着メラニンを排出していくのが治療方法になります。

ケア方法としては、
1.AHA(フルーツ酸)や酵素洗顔料など、ピーリング効果のあるもので洗顔する
2.ビタミンC誘導体を含有した化粧水で保湿する
3.セラミドやヒアルロン酸などを含む乳液で保湿する
4.ビタミンC誘導体を含有した美容液をつける
5.イオン導入器でイオン導入をする

病院では美白効果のあるビタミン液を処方されることがあります。美容クリニックやエステサロンでは、ピーリングやイオン導入が受けられますが、肌の弱い方はピーリングで炎症を起こしてしまうことがあるので、パッチテストをするなど慎重に検討してからにしてください。

また、セルフケアでも病院でのケアでも、ピーリングの後は肌が乾燥し、外部刺激を受けやすくなっているので、紫外線対策と保湿はいつも以上にしっかり行うようにしてください。

ニキビになってしまったときの、シミにさせない予防方法は、
・触ったり、つぶしたりせず、できるだけ刺激を与えないようにする
・UV対策をしっかりする
・ビタミンC誘導体を含有する基礎化粧品を使う
・ハイドロキノンをニキビに塗る

※ハイドロキノンはメラニン生成を強力に抑制するので、できてしまったニキビに塗ると、シミになるのを防ぐ効果が期待できます(ニキビの赤みは残ります)。ハイドロキノンクリームはインターネットの輸入代行業者から購入することができます。

ニキビ跡に残った赤みのケア

ニキビ跡に赤みが残るメカニズムは、ニキビで炎症を起こした毛穴の周りがうっ血することで起こります。
ニキビが治ってしばらくしても赤みが消えない場合は、肌の奥の真皮層に炎症が残っていたり、炎症は治まってもうっ血が残っている状態で、放置したり紫外線が当たると、色素が沈着してシミになることもありうるので、早めにケアする必要があります。

赤くなってしまったニキビ跡にはビタミンCが効果的だと言われています。ビタミンC誘導体が含まれた化粧水などを使用しケアする必要があるでしょう。ビタミンCには皮脂を抑えてニキビの炎症を改善する効果や、美白効果、抗酸化作用などがあります。

病院でビタミン液を処方されることもあります。また、セラミドやヒアルロン酸などを含有した乳液で保湿することで肌が硬くなるのを防ぎ、ターンオーバーを正常にします。

また、電流でビタミンCを肌の深層まで送り込むイオン導入も効果があるようです。美容クリニックや皮膚科、エステで行っているところもありますし、イオン導入黄を用いて自宅で行うこともできます。

ニキビの炎症が悪化しないようにするのが第一の予防方法ですが、炎症が起こってしまった場合や、すでに赤い跡になってしまった場合は、UV対策やビタミンC誘導体入りのスキンケアでシミにならないように予防しましょう。

凹凸のあるニキビ跡のケア

凹凸のあるニキビ跡は、クレーターともいわれ、赤ニキビなどが悪化して炎症がひどくなり皮膚組織が破壊されると、破壊された皮膚組織が元に戻らず凹凸になって残ってしまうというメカニズムで起こります。
もともと炎症を起こしやすい人や、皮膚が硬い人がなりやすいといわれています。セルフケアで治すのは難しいといわれ、美容皮膚科などでの治療が基本になってきます。

病院などで行われる治療法はニキビ跡の状態によって選択されます。症状が軽いとピーリング剤で角質を取り除く簡単な治療の「ケミカルピーリング」という治療や皮膚の細胞に光でアプローチし肌を再生する「フラクセルレーザ」という治療があり、症状が酷い場合、「培養表皮移植」という肌の移植やレーザー治療、線維芽細胞増殖因子を注射で肌に入れ細胞を増やす「FGF治療」などが行われる事があります。

ニキビ跡が凹凸になると、自然治癒するのは難しく、また、人によってはケミカルピーリングやレーザーで悪化したというケースもあるようです。どんなニキビも段階を踏んで悪化していくはずなので、ニキビ跡が凹凸になるのを予防するには、ニキビがひどくなりすぎない段階で治療することが肝心です。

自己流のケアで悪化してしまうこともあるので、症状に改善がみられない場合は早めに皮膚科・美容皮膚科を受診するようにしてください。

ニキビ跡に残ったしこり、膨らみ

ニキビ跡にしこりや膨らみなど、隆起したケロイドのようなものが残ることもあります。ニキビ跡がしこりや膨らみになるメカニズムは、肌が再生しようとするときにコラーゲン線維が生成されすぎてしまい、硬くなったもののようです。自然治癒やセルフケアは難しく、病院での治療が基本になります。

病院での主な治療方法は、

・ステロイドの局部注射
肌の光沢が治ることはないようですが、隆起した部分が平らになり、赤みを軽減する効果もあるようです。

・内服薬
一般的によく使われるのは、リザベンという抗アレルギー剤で、痛みやかゆみ、炎症などを抑制する効果があります。ただ、初期の段階でなければ効果が少ないため、早めの開始が必要になってきます。

・外用薬
ステロイド剤で炎症を抑えたり、ヘパリン類似物質などの保湿剤で血行を促して血液が凝固するのを防いだり、シリコンジェルシートを貼り炎症を抑えてケロイド化を予防するなどの薬物療法があります。

・圧迫療法
包帯などで圧迫する方法で、単純にみえますが、隆起を軽減するのに効果があるそうです。

・レーザー
レーザーで患部を小さくしたり、赤みや色素を除去したり、いくつかのレーザーを使うようです。

・外科手術
ケロイドの中心をくりぬき、縫合します。ケロイドの再発を予防するため、他の治療法も同時に行うことが多いそうです。この手術を受けられるのは形成外科になります。

しこりや膨らみになったニキビ跡は自然治癒は難しいといわれているので、一番の予防方法はニキビをつくらないこと、悪化させないことです。しかし、このタイプのニキビ跡は体質もあるので、万全な予防策を講じるのは難しいともいえます。

まずは早めに皮膚科を受診し、ご自分のニキビ跡に合った治療法はどんな方法か医師に相談してみてください。現在は技術も進んでおり、かなり改善することも多いそうなので、諦めないで治療してください。

日常気を付けること

ニキビ跡や繰り返すニキビに悩んでいる人は、生活改善をして体質からターンオーバーを正常にしましょう。

・睡眠時間の確保

肌の再生は睡眠中に出る成長ホルモンによって活発になります。成長ホルモンの分泌が最も盛んになるお肌のゴールデンタイムは、22時~2時といわれていましたが、最近では眠りについた直後の3時間との説が有力のようなので、なにより睡眠時間をしっかり確保することが大切です(できれば6時間以上)。

・食生活の改善

糖分や脂肪分、食品添加物、カフェインや辛いものは摂りすぎないようにし、健康な肌の代謝に必要な、たんぱく質、ビタミンB群、C、A、E、亜鉛や鉄分などのミネラルを積極的に摂るようにしましょう。

特に、たんぱく質、ビタミンB群、亜鉛は美肌づくりには欠かせない栄養素です。また、オメガ3など良質な油分も必要です。

たんぱく質は肉、魚、大豆製品に、ビタミンB群はレバーや豚肉、マグロなどに、亜鉛はカキなどに、オメガ3は青魚やナッツ、亜麻仁油、えごま油などに含まれています。食事だけで補えない場合はサプリメントを利用するのもおすすめです。

・運動などで血行を促進

血行が良いと栄養や酸素が体の隅々まで届くので、肌の代謝や再生も促進されます。ゆっくりと時間をかけて入浴したり、体を温める食べ物を摂取するのも効果的ですが、軽い運動を日常的な習慣にすれば、体質が改善され、代謝が良くなっていく効果が期待できます。

・清潔感を保つ

必ず毎晩メイクオフする、枕カバーやパフをこまめに洗う、前髪を上げる、汚れた手で触らないようにする、正しい洗顔をするなど、お肌の清潔を常に心がければ、ニキビの悪化も最小限に抑えられる可能性が高まります。

・ストレスを解消し、リラックスする

緊張状態が続くと男性ホルモンの分泌量が増えることで、皮脂が過剰分泌されます。また、ストレスや緊張のせいで交感神経が優位になると、ぐっすり眠れなくなり、ホルモンバランスが乱れる原因となります。

肌を修復する成長ホルモンは副交感神経の働きによるので、リラックスして副交感神経優位の状態にすることが大切です。気分転換できる趣味を見つけたり、鎮静効果のあるアロマやハーブを使うのもおすすめです。

まとめ

いかがでしたか?

鼻はさまざまな影響を受けやすい場所です。まずは生活習慣を見直し、ご自分の鼻ニキビの原因を探ってみてください。そうすれば、おのずと改善点・解決法が見つかるはずです。また、現在のニキビがどんな状態にあるか判断し、適切なケアをするようにしましょう。化膿しているニキビ、数が多い、しつこいニキビなどで悩まれている場合は、早めに皮膚科を受診するようにしてください。

生活習慣や体質が原因であることも多いので、根本治療には時間がかかることもあるかもしれませんが、正しいケアや治療をすればきっと改善していくと思うので、気長に構えてきれいな肌を取り戻してくださいね。

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